氣愛鍼灸院では、ほてり、発汗、動悸、不眠、気分の揺らぎなど、更年期に重なって現れる心身の変化を一つずつ切り離して捉えません。脈診を要に四診で、月経の変化、冷えや熱感、睡眠、疲労、胃腸の状態、ストレス、経絡・氣血・五臓六腑の状態を確認し、一人ひとりの「証」に合わせた完全オーダーメイドの「経絡氣鍼術」で全身を整えます。

このような更年期障害のお悩みはありませんか?

・検査では大きな異常が見つからないものの、つらい不調が続いている
・急に顔や上半身が熱くなり、汗が止まらなくなる
・ほてる一方で手足は冷えるなど、暑さと冷えの両方を感じる
・動悸やめまいなどが繰り返し起こり、体調が安定しない
・寝つきが悪い、夜中に目が覚めるなど、ぐっすり眠れない
・頭痛や首・肩こり、腰痛、抜けにくい疲労感が重なっている
・イライラや不安感、気分の落ち込みなどもあり、何科へ相談すればよいのか分からない

更年期の不調は、女性ホルモンの変動を背景に、睡眠不足や疲労、ストレスなどが重なり、心身のさまざまな症状として現れることがあります。
一つひとつの症状を別々にみるのではなく、身体全体の状態に目を向ける東洋医学・鍼灸(経絡治療)には、次の3つのメリットがあります。

更年期障害に、鍼灸【経絡治療】を取り入れる3つのメリット

経絡人形と「なぜ、経絡を整えるといくつもの症状が一緒に良くなっていくのか?」のメッセージ画像

◆いくつもの不調に、全身からアプローチできる

東洋医学は、人体を「氣」というエネルギー体として捉える「氣の医学」です。
全身には氣の流れるルートである経絡が巡り、五臓六腑の働きとつながっていると考えます。

経絡の流れが滞ると、その経絡上に複数の不調が現れることがあります。
そのため、鍼灸で経絡の流れを整えることで、ひとつの症状だけでなく、同じ経絡上に現れているいくつもの不調も一緒に回復へ向かいやすくなります。

◆日によって変化する「ゆらぎ」に合わせた、完全オーダーメイド施術

更年期の不調は、いつも同じように現れるとは限りません。昨日はほてりが強かったのに今日は冷えがつらいなど、日によって前面に出る症状が変わることもあります。

氣愛鍼灸院では、「更年期だから腎の弱り」「症状名が同じだから同じツボ」と一律に決めません。

脈診を要に、顔色、舌、声、腹部や皮膚の状態、冷えや熱感、睡眠、食欲、便通、月経の変化などを四診で確認し、「証」を立てます。そのうえで、症状のある経絡とその虚実を見極め、使用するツボと刺激量を決めます。

五感を研ぎ澄まし、脈や身体の微細な変化を指頭感覚で捉えることで、その日の状態に合わせた完全オーダーメイド施術を行えることも、東洋医学・鍼灸のメリットです。

◆薬を使わず、必要な治療と組み合わせられる

鍼灸そのものは、薬を使用しない施術です。経絡・氣血・五臓六腑を整え、その方が本来持っている自然治癒力が働きやすい身体を目指します。
婦人科でのホルモン補充療法や服薬など、必要な検査や治療を受けながら、身体全体を整える方法の一つとして並行して取り入れることができます。

東洋医学からみた更年期障害」とは?

◆「腎氣」「天癸」「任脈・衝脈」の変化

東洋医学では、女性の成長、月経、生殖、加齢に伴う変化には、五臓の「腎」と、任脈・衝脈が深く関わると考えます。

『黄帝内経素問・上古天真論篇』には、
「七七、任脈虚、太衝脈衰少、天癸竭、地道不通」 と記されています。

「七七」は49歳頃、「天癸」は生殖に関わる働きを表す東洋医学独自の概念です。年齢とともに腎氣や任脈・衝脈の働きが変化し、月経が終わるという女性の身体の移り変わりを示しています。

これは現代医学の更年期障害を説明した記述ではなく、女性の加齢に伴う身体の変化を捉えた古典上の考え方です。更年期の不調を、単に年齢やホルモンだけでなく、全身の氣血や五臓六腑の変化として捉える土台になっています。

◆更年期障害に関係する主な経絡

更年期障害の見立てでは、月経や生殖、加齢に関わる「腎経」だけを見るわけではありません。

氣血の巡りや情緒、筋の緊張に関わる「肝経」、精神活動や睡眠、動悸に関わる「心経」、氣血を生み出す源となる胃腸の働きや疲労に関わる「脾経」なども、現れている症状に応じて確認します。

さらに、古典では任脈・衝脈が月経や生殖と深く関わるとされています。特に衝脈は『黄帝内経霊枢・五音五味篇』で「経絡之海」と表現され、全身の経絡や血との関係が重視されています。

ただし、更年期だからといって、腎経や任脈・衝脈だけを一律に施術するわけではありません。ほてり、冷え、不眠、動悸、頭痛、肩こり、疲労感などの現れ方と脈の状態を照らし合わせ、症状のある経絡とその虚実を見極めます。

◆同じ更年期障害でも、症状により「証」は異なる

東洋医学では、同じ更年期障害でも、その背景となる「証」(東洋医学の診断名)は一人ひとり異なります。

腎の変化は大切な見立ての一つですが、「更年期障害=腎の弱り」と単純に決めることはできません。

氣血の不足や滞り、冷え、疲労、五臓六腑の働きの弱りなど、どのような状態が背景にあるのかを、脈診を要とした四診で見極めます。

現代医学からみた更年期障害」とは?

◆「更年期症状」と「更年期障害」は同じではありません

「更年期」とは、閉経の前後約5年ずつ、合わせて約10年間を指します。日本人女性の平均閉経年齢は約50.5歳ですが、閉経を迎える年齢には個人差があります。

この時期に現れるさまざまな不調のうち、ほかの病気によるものではないと判断されたものを「更年期症状」と呼びます。その症状によって日常生活に支障をきたしている状態が「更年期障害」です。

そのため、更年期を迎えたすべての女性に、更年期障害が起こるわけではありません。

◆更年期障害は、女性ホルモンだけで決まるものではありません

更年期には卵巣機能が低下し、エストロゲンをはじめとする女性ホルモンが大きく揺らぎながら減少していきます。

これは更年期障害の重要な要因ですが、加齢に伴う身体の変化、もともとの体質、心理状態、仕事、家庭、人間関係などの社会的・環境的要因も複雑に関係すると考えられています。

そのため、同じ年代でも症状の種類や強さは異なり、いくつもの不調が重なって仕事や日常生活に影響することもあります。

◆身体にも心にも、さまざまな症状が現れます

更年期障害では、次のような症状が一つだけでなく、いくつも重なって現れることがあります。

・ほてり、のぼせ、発汗、冷え
・動悸、息切れ、頭痛、めまい
・首や肩のこり、腰痛、関節の痛み
・疲れやすさ、倦怠感
・寝つきの悪さ、眠りの浅さ
・イライラ、不安感、気分の落ち込み
・頻尿、尿もれなどの泌尿生殖器症状

ただし、これらは更年期障害だけに起こる症状ではありません。甲状腺疾患、貧血、心血管疾患、うつ病などでも似た症状が現れるため、症状に応じてほかの病気との区別が必要です。

安心して鍼灸をとりいれていただくために

検査で大きな異常が確認されない不調や、治療を受けても続く更年期の不調には、身体全体を整える方法として鍼灸をご相談いただけます。

ただし、次のような場合は医療機関への受診を優先してください。

・閉経後の出血や、量の多い・繰り返す不正出血がある
・強い胸痛、冷や汗、息苦しさがある
・突然の激しい頭痛、片側の手足の脱力やしびれ、言葉が出にくい
・強い気分の落ち込みや、自分を傷つけたい気持ちがある
・これまでにない強い症状が突然現れた、または急速に悪化している

強い胸痛や呼吸困難、脳卒中が疑われる症状は、ためらわず119番へ連絡してください。閉経後の出血は、少量でも婦人科での確認が必要です。
状態を確認したうえで、必要な検査や治療と並行しながら鍼灸を受けていただけます。

氣愛鍼灸院の更年期障害へのアプローチ

◆脈診を要に、四診で全体を診る

氣愛鍼灸院では、「更年期障害」という病名だけで施術内容を決めません。
ほてり、不眠、冷え、疲労感、頭痛、肩こり、気分の変化に加え、月経、睡眠、胃腸の状態、生活環境、ストレスなどを四診で確認します。
脈診を要に四診から「証」を立て、症状のある経絡とその虚実を見極めます。同じ更年期障害でも一律に同じ経絡やツボを使わず、その方の身体に合わせて施術方針を決めます。

四診から導いた「証」による施術は、
病名がないものにも対応できるのが東洋医学鍼灸の強みです。

※ 表は左右にスライドしてご覧いただけます。

四診 更年期障害で確認する内容の例
望診 (舌診ほか) 舌の色・舌苔、顔色、皮膚の状態、表情、姿勢、動作などを確認する
聞診 声の張りや強弱、話し方、呼吸や息づかいなど、音や身体から得られる情報を確認する
問診 ほてり・発汗・冷え・動悸・睡眠・頭痛・めまい・疲労・肩こり・胃腸・排便・排尿・月経の変化、症状が出る時間帯、生活状況、ストレス、既往歴、服薬や医療機関での治療状況等を確認する
切診 (脈診・腹診含む) 脈の状態を要に、腹部、皮膚の温度や緊張など、実際に身体に触れて得られる情報を確認する
四診合参 脈診を要として、望診・聞診・問診・切診の情報を総合し、経絡・氣血・五臓六腑など東洋医学的な全身状態を捉え、その日の施術方針を組み立てる

◆【経絡氣鍼術】鍼灸(経絡治療)× 氣愛式気功術で、全身を丸ごと調整

経絡氣鍼術が複雑な症状にも一つの施術法で対応できる理由を示すイメージ

氣愛鍼灸院の「経絡氣鍼術」は、鍼灸(経絡治療)と、氣愛式気功術を融合した独自の全身調整です。

氣愛式気功術 / 経絡治療の効果を引き出すために、背骨・骨盤のバランスや身体の緊張を整えます。
経絡治療 / 脈診を要に四診から「証」を立て、全身の経絡・氣血・五臓六腑を整えます。

経絡治療で、一つの症状だけでなく、いくつもの不調を一緒に回復へ向かわせるには、いくつかのプロセスがあります。

・東洋医学の古典に基づく理論体系に沿って「証」を決定
・整えるべき経絡を見極める。
・要となる脈診で、生きているツボを選定し、鍼を使いわけ、刺激量を調整する。

証の決定、経絡とツボの選定には、根拠となる古典の法則を使った8つ以上の診断法を使います。
そのため、施術者の主観が入らず、再現性と整合性があり、結果に対して納得いく説明ができます。

しかし、これには非常に繊細な熟練の技術を必要とします。
知識だけで身につくものではなく、長年の修練と豊富な臨床経験によって磨かれる技術です。
そのため、高い精度で経絡治療を行える施術者は限られているのが現状です。

院長の吉川は、長年にわたり現場で臨床を重ね、数多くの難治性の症状に向き合いながら、その技術を磨き続けてきました。
この経絡治療と氣愛式気功術を融合して完成させたのが、当院独自の完全オーダメイド施術の「経絡氣鍼術」です。

「経絡氣鍼術」は、氣愛鍼灸院でしか受けることのできない施術です。

◆刺さない「てい鍼」を中心とした身体に負担の少ない施術

更年期には、睡眠不足や疲労、体力低下、緊張などが重なり、強い刺激を負担に感じる方もいます。

氣愛鍼灸院では、皮膚に刺入せず、経穴や経絡に接触させて用いる伝統的な鍼具「てい鍼」を中心に使用します。

脈の変化や身体の反応を確認しながら、刺激量を細かく調整します。症状のある場所へ強い刺激を加えるのではなく、「証」に基づいて主に手足を中心とした必要最小限のツボを選び、経絡を整えます。

更年期障害でお悩みの方へ

ほてりや発汗、不眠、疲労感、気分の変化などが重なると、仕事や家事に集中できず、外出や人との約束を控えてしまうことがあります。いつ症状が現れるか分からない不安によって、やりたいことを諦めてしまう方も少なくありません。

「年齢だから仕方がない」と、一人で抱え込む必要はありません。体調を気にせず出かけたり、仕事や好きなことに集中したりできる、自分らしく活力をもって過ごせる毎日を一緒に目指していきます。

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